京都金閣寺、車でのアクセス・駐車場と見どころを紹介

この記事では、京都にある金閣寺への車でのアクセス・駐車場金閣寺の見どころを紹介しています。

車で金閣寺へ向かう場合のアクセス方法と駐車場

どこから金閣寺までのアクセスを説明するか迷いましたが、他府県から京都へ車で来られるという条件だと、おそらくは高速道路を使われる方が多いと思います。

ので、京都南インターからの金閣寺までのアクセスをご紹介します。

京都南インターから金閣寺まで
京都南インターから金閣寺まで
遠方から京都南インター経由でお越しの場合は、京都南インターチェンジで高速を降りた後、3つの道順で迷うことなくたどり着けます。
  1. 京都南インターチェンジで高速を降り、国道1号線を北へ進む
  2. しばらく北へ進み「国道十条」の交差点を左折し、十条通りを西へ進む
  3. 十条通りを道なりに進むと自動的に西大路通りへと入るので、そのまま西大路通りを北へ進む

しばらく西大路通りを北へ進んでいると、左手側に金閣寺の第3駐車場が見えてきます。

大きめの看板もありますし、警備員の方が常駐されているので、わかりやすいと思います。

春や秋などのハイシーズンは、西大路通りから左折して金閣寺へ向かう道路(鞍馬口通り)には歩道から溢れんばかりの観光客がぎっしり歩いていますし、

奥のバス専用駐車場に入りきれなかった観光バスが、西大路通りに並んで停車してお客さんを乗降させている事もあるので、通行には十分ご注意くださいね。

金閣寺には、参拝専用として4つの有料駐車場があります。今回うちが停めたのは、金閣寺第3駐車場

金閣寺まで数分歩きますが、西大路通りを北向きに走っていればそのまま入庫する事ができて便利です。

金閣寺第3駐車場

<営業時間>
24時間
※金閣寺参拝時間は9:00〜17:00<駐車料金>
9:00〜20:00 30分150円
20:00〜9:00 30分100円
(夜間最大料金1500円)

観光地ですので、近隣にも多くのコインパーキングがあります。中には、上記の駐車場よりも安い料金で停められるコインパーキングもありますが、それでも1時間300円は観光地の駐車場としてはかなり安い部類だと思います。

駐車場から金閣寺までの道順のわかりやすさを考えても、こちらの専用駐車場をおすすめします。

金閣寺の見どころ

金閣寺前から望む大文字
金閣寺前から望む大文字

金閣寺前の入り口からは「五山の送り火」で有名な大文字を見ることができます。信号前はたくさんの観光客で賑わっており、2〜3人の警備員さんが常に交通誘導をされています。

拝観受付までの参拝道
拝観受付までの参拝道

入り口から、木立の並ぶ砂利道が続きます。ここからまっすぐに進むと参拝受付にたどり着きます。きれいな木立を眺めながら、ぶらぶらと歩いて行きましょう。

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金閣寺案内図

進んでいくと右手に金閣寺全体の案内図が設置されています。この日は、中国からの観光客のみなさんがツアーガイドの説明に熱心に耳を傾けていました。

金閣寺の参拝料
金閣寺の拝観料

総門という門を超えて進むと参拝受付があります。

拝観料は、大人400円・小中学生300円。安い!こんな有名な観光地なのに、安いなーとびっくりしました。

チケット代わりにもらえる御札
チケット代わりにもらえる御札

拝観料を払うと、チケット代わりに御札を頂けます。書かれてある御札の効果は、「学業成就・交通安全・福寿如意」の3つでした。おうちに持って帰って、頭より高い位置に南向きか東向きを向くように貼ると良いとの事です。

金閣寺の見どころ 舎利殿金閣と逆さ金閣

いきなり現れる美しい金閣寺
いきなり現れる美しい金閣寺

参拝受付を済ませて係員さんの案内通りに進んでいくと、いきなり舎利殿金閣が現れます。

テレビでは何度となく見た金閣!綺麗だと思ってはいましたが、実物はテレビで見るよりももっともっと綺麗です。

金閣寺は、室町幕府の三代将軍足利義満が山荘として建立したものです。義満の死後、正式名称鹿苑寺(ろくおんじ)となりました。

この日は池にも綺麗に金閣の姿が写っていました。これは「逆さ金閣」と言って、風の弱い日にしか見れないそう。

うだるような暑さの中でしたが、その姿は非常に凛としており、涼しげな感じさえしました。

金閣寺の見どころ 銀河泉 義満公御茶の水

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銀河泉 義満公御茶の水

こちらは銀河泉という湧水スポット。足利義満がお茶の水に使用していたと言われています。お茶の水とはその名の通り、お茶を立てる時に沸かす水という事です。

近くには、「巌下水」という足利義満公のお手洗いの水として使用されていたそうです。

お手洗いに専用の水があるなんて、当時の足利義満公がどれだけ大きな権力を持っていたのかという事がわかりますね。

金閣寺の見どころ 龍門の滝と鯉魚石

龍門の滝と鯉魚石
龍門の滝と鯉魚石

先程の銀河泉と厳下水から少し進んだ所にある「龍門の滝と鯉魚石」です。

中国の故事で、「鯉が滝を登って龍になる」というものがあります。

池の中をのんびりと泳いでいる鯉が滝のぼりをするなんてちょっと想像つきませんが、とにかく上り調子で目覚ましく立身出世をするという事ですね。

鯉魚石は、滝を登る鯉を模して造ったものだそうです。落ちてくる滝の水を受けながら、登っていくかのように先が尖っています。

金閣寺の見どころ 白蛇の塚

白蛇の塚
白蛇の塚

さらに進んで、階段を登っていくと白蛇の塚が現れます。周りの池は「安民沢(あんみんたく)」という池で、周りは鬱蒼とした木々に囲まれた場所です。安民沢の真ん中にぽっかりと島が浮かんでおり、その中央に五輪の石塔が建っています。

白蛇の塚は、足利義満が金閣寺を建立する前からこの土地にあったもので、鎌倉時代に権勢を誇っていた西園寺家の持ち物だったんですね。鎌倉幕府が倒れて、室町幕府となり、力を持つようになったのは足利家でした。まさに盛者必衰ってやつですね。

金閣寺の見どころ 金閣寺不動釜茶所

金閣寺不動釜茶所
金閣寺不動釜茶所

お抹茶が頂ける金閣寺不動窯茶所。京都を代表するような有名なお店がたくさん出ています。

金閣寺不動窯茶所では、お菓子付のお抹茶を一人500円でいただくことが出来ます。

庭園内の茶席、建物内の畳席を選んで、お抹茶をいただくことが出来るのですが、今回はとにもかくにも暑すぎたため素通りになってしまいました(汗)

金閣寺の見どころ 不動堂

不動堂の護摩木
不動堂の護摩木
不動堂のおみくじ
不動堂のおみくじ
不動堂の祈願入ローソク
不動堂の祈願入ローソク
不動堂の祈願入ローソク
不動堂の祈願入ローソク

金閣寺不動釜茶所のすぐ目の前にある不動堂。

なんとこの金閣寺で一番古い建物だそうです。御本尊は石造不動明王。上半身の病気の治癒にご利益があるそうです。この日もたくさんの方が参拝されてました。

僕たちも祈願入ローソクを購入。お願いをしながら火をつけてきました。商売繁盛、ぜひお願いします。

暑さ対策はしっかり!

大変有名な観光地である金閣寺を紹介してみました。テレビで見るよりも、ずっとずっと綺麗な金閣は一見の価値ありです。

ただ、この日は気温37度を超える猛暑日。歩いているだけでぼたぼたと汗が滴り落ちて大変でした。じっくりと見て回ったり、上記のお店などでお茶を楽しんだりするには、もう少し涼しくなってからのほうが良いかなと思いました。

この夏中に金閣寺にいらっしゃる時は、きっちり暑さ対策をしておいたほうが良さそうです。

京都には有名なお寺や神社がたくさんあります。国内からも海外からもたくさんの観光客の方が訪れています。僕は京都市内に住んでいるので、行こうと思えばすぐの距離にあります。

だけど、いざ京都に住んでみると、そういった観光地や寺社ってなかなか足が伸びないんですよね。やっぱり「いつでも行けるから」と思ってしまうのかもしれません。

しかし今回は、娘が夏休みに行う自由研究のテーマを金閣寺にしたいという事だったので、本当に良い機会でした。

他にもたくさんの観光地があるので、重い腰をあげて行ってみようかという気になりました。