安い割に美味しい。業務スーパーの「清酒菊川」

業務スーパーで売っている「清酒菊川」はどんなお酒?

業務スーパーで販売されている激安の日本酒「清酒菊川」って飲んだ事ありますか?

業務スーパーで2019年11月現在、清酒でありながら648円(税抜)で販売されている激安のお酒です。

激安な価格、見た目のデザインからして

これっていわゆる安かろう悪かろうなんじゃ…?

って思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この「清酒菊川」を製造しているのは、創業明治4年、岐阜に蔵を構える酒造メーカー菊川株式会社なのです。

業務スーパーの経営元である神戸物産が2014年にM&Aによって事業継承し、業務スーパーのPB商品として作っているからこその破格のお値段。

そんな老舗の酒蔵が作ったお酒、飲み口はしっかりしていて、すっきりとした辛口。温度別で違いを挙げてみました。

・常温
すっきり辛口ながらも口の中でぱっと広がる華やかな香り。ただ若干、醸造アルコール感を感じます。・冷酒
常温で飲むよりもさらにスッキリ感がアップ。常温で感じた醸造アルコール感がきれいに消え去り、ちょっと良いお酒を冷酒で楽しんでいる時と同じような感覚。

・お燗
飲んだ瞬間、口の中ではじけるように華やかな旨味が広がります。若干甘ったるさも感じる。

というわけで、僕の一番おすすめの飲み方は冷酒です。醸造アルコール感もほぼ感じなくなり、すっきりな辛口がいただけますよ。

菊川鬼ころしと清酒菊川はどっちが美味しい?

以前に、同じ業務スーパーで販売されている「菊川鬼ころし」を紹介しました。

コスパ最強!業務スーパーで売ってる菊川の鬼ころしを飲んでみた

こちらも「清酒菊川」と同じく、菊川株式会社で製造されたものです。

「菊川鬼ころし」は「清酒菊川」よりもさらにハイコストパフォーマンスで2019年11月現在、業務スーパーで428円(税抜)で販売されています。

では、この2つは一体どちらが美味しいでしょうか?

まず、「菊川鬼ころし」は合成清酒、「清酒菊川」は清酒です。

清酒というのは、米・米麹を原料として発酵させる事によって旨みやアルコールが生み出されます。

合成清酒は清酒をベースとして、醸造アルコールや糖類、アミノ酸などをブレンドして造る混成酒です。

合成清酒はそもそもの安さに加えて、清酒に比べると酒税の税率が低いため、清酒よりも安く手に入れる事ができます。

同じ酒蔵の商品ということもあり、どちらもスッキリとした辛口が持ち味です。

ただ、やはり「菊川鬼ころし」は「清酒菊川」に比べると合成清酒ということもあり、若干雑味が感じられる部分があります。

特に燗につけるとけっこうわかりやすいですね。お燗をされる時は「ぬる燗」ぐらいに留めておくほうが良いかも。

個人的には両方ともコストパフォーマンスが高くて日常的に飲むのに適した美味しいお酒である事は変わりません。

「清酒菊川」はどこで買える?

「清酒菊川」は、業務スーパーのPB(プライベート・ブランド)商品ですので、購入できるのは業務スーパーです。

業務スーパーは全国826店(2019年4月末時点)もありますので、お買い物の際はぜひ探してみてくださいね。

お酒を毎日飲む方なら、できるだけ費用は抑えて美味しいお酒を飲みたいもの。

興味のある方は、ぜひ試してみてください。