自動車保険の更新手続き…忘れてませんか?
自動車保険の更新通知は郵便で届きます。が、忙しくてついつい棚に放り込んだまま忘れてしまった…そんな時もあるかもしれません。
でも面倒臭がって更新手続きを忘れたまま1ヶ月以上放置してしまうと、等級がリセットされて保険料金が上がってしまう事があります。猶予期間は、保険会社によってはたった7日間という所もあるので、注意が必要です。
我が家の自動車保険はソニー損保を使っています。
何やら面倒臭そうな自動車保険の更新手続きですが、ネットから済ませてしまえば割と簡単にできてしまうものですよ。
今回は、ネットからのソニー損保の自動車保険更新手続きを画像付で紹介して見たいと思います。
ソニー損保から自動車保険の継続(更新)手続のご案内が届きました
ソニー損保の自動車保険は、自動車保険満期日の65日前にこちらの満期案内書を郵送してくれます。もし、継続手続きを忘れてしまった場合でも、満期日から1ヶ月以内であれば、更新手続きが可能です。
ノンフリート等級は、積み重ねるほど保険料の割引率がアップする
自動車保険には、ノンフリート等級という保険料の割引や割増率を定める区分があります。1〜20まであり、この等級が上がるほどに割引率もアップする仕組みです。
初めて自動車保険に加入する人は、通常6等級からスタートします。それから1年間無事故で過ごせば等級はひとつ上がり、割引率がアップします。
しかし、事故を起こしてしまうと等級は3つ下がり、翌年からは保険料がアップしてしまう事になるんですね。
このノンフリート等級は、別会社の自動車保険に乗り換える際も引き継ぐ事が可能です。せっかく無事故で積み重ねたノンフリート等級を、うっかりでゼロに戻してしまうのはあまりにも勿体ない!
ソニー損保の自動車保険をネットから継続手続する方法
それでは、ネットからサクサクと継続手続きをしていきましょう!
まずはソニー損保の公式サイトへアクセスします。
>>> ソニー損保公式サイト
ソニー損保公式サイトにアクセスしたら、トップページにある「自動車保険」という画像をクリックして次のページに移動しましょう。
自動車保険のメニューがあるページが開きます。右側にある「継続手続(契約の更新)」をクリックして、次のページに進みます。
すると、自動車保険の継続(更新)手続と書かれたページに移動しますので、上の画像通り、「手続開始(保険料の確認)」というボタンを押して、次のページに移動します。
ここで、ご契約者ログインというページになります。こちらにあなたのご契約者IDとパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックして先へ進みます。
ご契約者IDとパスワードは、満期案内書にも記載されています。やばい、忘れちゃった…という方は焦らずに満期案内書を確認してみてくださいね。
契約中である車両情報が出てきますので、右端にある「選択」のボタンをクリックしましょう。
まずはお客様情報の確認です。氏名・住所や契約車両についてなどを確認していきます。変更点がない場合は、そのまま「変更がない方は次へ」のボタンを押して先へ進みます。
4種類のプランから自分に合ったものを選ぶ
前年のプランに基づき、4種類の保険プランが提示されます。
基本プラン…現在の契約内容を参考にしたプラン
さらに、オプションを付け加えた2つのプランが表示されます。
前年と変更点が無ければ、そのまま申し込みでも良いですが、細かい所が変更している場合もあるので、マイプランを作ってみるのがおすすめです。
対人・対物賠償は必ず無制限に!
次に保証内容の確認を行います。まずは相手方への補償を決めましょう。対人は、事故などで他人を死傷させてしまった場合の補償です。具体的には、契約車両で他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負った場合に、相手への医療費・慰謝料などの補償を指します。
対人補償の金額は必ず「無制限」にする事をおすすめします。
過去の判例では、死亡事故や後遺症による高額な賠償額を請求されるケースが確認されています。例えば…
判決:平成23年11月1日(横浜地裁)
賠償額:5億843万円(死亡事故)
判決:平成23年2月18日(名古屋地裁)
賠償額:3億7,829万円(後遺症)
上記のような判例が実際に下されています。
もしも、このようなケースに遭遇してしまった場合、自己負担で賠償額を払い切ることはほぼ不可能だと思います。自己破産をしてしまえば、被害者側は必要な補償を受けられなくなり、双方がさらなる不幸のスパイラルに巻き込まれていってしまいます。
こうした不幸のリスクを背負わないためにも、対人賠償の額は「無制限」に設定される事を強くおすすめします。
同じ理由で対物賠償も「無制限」をおすすめします。対物の場合は、人ではなく、事故によって壊してしまった物への補償ですね。
例えば、自分の不注意でぶつかってしまった相手の車両への賠償が真っ先に浮かんできますが、実はこれだけではありません。
電柱やガードレール、信号機などあらゆる物が補償の対象となっています。
最近、よくお年寄りがブレーキとアクセルを踏み間違えてコンビニに突っ込んしまったというニュースを聞きます。コンビニの建物の修理代はもちろん、もし状態がひどくて休業せざる得ない場合は、休業損害や営業損失も請求されることになります。
他にも、トラックとの交通事故で、トラックの積荷であった高額商品の補償として、賠償金額が2億円を超えた判例もあります。
こういった理由から、対人・対物の賠償額はどちらも必ず「無制限」にしておきましょう。もしもの事故を起こしてしまった時、相手側への必要な補償はもちろんの事、自分たちの家族や家庭を守る役目も果たします。
人身傷害、搭乗者傷害、無保険車傷害の設定
次は、「自分や同乗者の補償」を決めていきます。
人身傷害とは
過失割合に関係なく、実際の損害額に対して保険金を支払ってもらえます。
- 契約車両で乗車中の人が怪我をした
- 自分や家族が歩行中に車にひかれた(車内+車外保証型のみ)
人身傷害の補償は、使ってもノンフリート等級に影響しません。
搭乗者傷害特約とは
契約車両での事故により、自分や同乗者が死傷した場合の補償です。
傷害一時金と死亡・後遺障害の2つがあります。
怪我をして、事故日から180日以内に入院・通院した場合に保険金を補償してもらえます。
事故日から、180日以内に死亡・後遺障害が生じた場合に保険金を補償してもらえます。
無保険車傷害とは
事故の際、相手方が無保険だった場合や相手が逃げてしまった場合など、相手側から十分な補償が得られない場合に保険金を補償してもらえます。
車両保険など、自分の車の補償を設定
車両保険は入る?入らない?
車両保険は、契約の車両が事故・いたずらなどで壊れてしまった場合に修理費などを補償してくれる保険です。
例えば、ガードレールでこすってしまったり、当て逃げされたり、自転車にぶつかられた場合などにも適用できます。
この車両保険、とても便利なのですが、これをつけると保険料がぐぐっとお高くなってしまうんですよね。
僕は今の車を買って10年ほどソニー損保に加入し続けていますが、特に事故を起こした事もなかったので、1度だけ車両保険を外した事があります。
その分、ぐんと保険料は下がったのですが、その年に限って駐車場内で自損事故を起こしてしまいました。もちろん保険は降りないし、全額自腹で修理してもらいました。
後悔後に立たず…ではありますが、それからはお守り的な意味も込めて、車両保険を付けるようにしています。
最後に重要事項説明書の確認
もろもろ入力して、最後に重要事項説明書を確認します。OKでしたら、「内容を理解しました」ボタンをクリックします。
これでソニー損保の自動車保険の継続(更新)手続は完了です。お疲れ様でした。
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